雨音の夜、煙が消えるまでに交わす、静かな約束。
雨の日は、少しだけ苦手だった。
誰かを待っているような気がして、
来るかどうかもわからないまま、
その場に立ち続けてしまうから。
それでも――
その日、あなたはちゃんと来てくれた。
濡れた帰り道。
いつもの部屋。
コーヒーの湯気と、消えたはずの煙草の匂い。
変わらないはずの時間の中で、
少しずつ、何かがほどけていく。
言えなかった言葉。
動けなかった過去。
そして、煙が消えるまでの、ほんの短い時間。
今度は、ちゃんと届くように。
これは、
雨と煙と、二人の距離がほどけていく、
静かな夜の物語。
収録時間 65分53秒◆あなた
三十歳前後
何年も雨嶺と付き合っている。
なかなか結婚が言い出せない。
元、喫煙者のはずだったが……。
◆雨嶺(あまね)
ダウナーとよく言われる。
煙草が嫌い、だけど恋人の煙草は好き。
猫が好きなのに、名前のせいか何なのか。
寄ってきてくれないことに、かなり寂しいと感じている。
雨にはあまりいい思い出がない。トラック1_雨、待ち人。
11:50
トラック2_いつもの家と、いつかの匂い。
09:34
トラック3_猫も寄らない。
07:00
トラック4_記憶の中の日。
07:10
トラック5_ほどけない約束。
06:26
トラック6_今日も雨。
07:29
トラック7_引っ越し。
06:15
トラック8_眠れない夜と、近すぎる距離。(耳舐め)
10:08本作品のイラストは、AIで生成したイラストを使用しています。
ご了承くださいませ。


