
夜の空気が冷えてくると、酒場の扉が一度だけ軽やかにきしんだ。 外から吹き込む風に、小さな影がひとつ混じっている。 それは、旅の埃をまとったハーフリングの少女だった。 彼女は自身をヘレナと名乗った。 彼女が奏でた音色を紡いだ、短編曲集です。
とある街にたたずむ酒場“オルペウス”。
オーナーのモンスと申します。
ここには時折、旅の詩人が立ち寄り、自慢の旋律を奏でます。
それは時に美しく、時に情熱的で、時に懐かしい…
どんな旋律が味わえるのかは、現れる詩人のみが知るところです。
今回は、ハーフリングの少女ヘレナ・アレクシア。
笛吹の彼女が奏でる、繊細で癒しを紡ぐ音色を集めた
短編曲集です。


