山田唯菜

ぬいぐるみになあれシリーズ最終作。 「ぬいぐるみになあれ」シリーズ最終作。 人間をぬいぐるみに変える魔法の力を持つ女の子、林堂愛純(りんどうあずみ)。彼女が小さかった頃の、優しいお姉ちゃんと一緒に遊んだ思い出の話。 1.いつもの林堂 魔法でぬいぐるみに変えた人間、動物、色々なものに囲まれ、幸福感で満たされる林堂。 同時に、ぬいぐるみの魔法の力を手に入れる前の、惨めだった自分の過去を思い出す。そして今はもういないお姉ちゃんとの思い出も…。 「昔の私は今よりもたくさん忘れたいこと…今よりも全然、必要ないことがいっぱいだった…でも、絶対、忘れちゃダメな記憶も一つだけ…ある…」 2.お姉ちゃんの魔法 小さかった頃に優しくしてくれたお姉ちゃんのことを思い出す林堂。ぬいぐるみの魔法、それは一つの絵本からはじまった…。 「ふふふ…このお話はね、少し特別なんだ、お姉ちゃんが大好きなお話でもあるんだよ?」 3.次は誰をぬいぐるみにしよう ぬいぐるみの魔法で、今度は誰をぬいぐるみに変えようかワクワクと考える林堂。気に入らない人間がいればその人をぬいぐるみに変えちゃえばいい。 ぬいぐるみの魔法で自分の理想の...